AVRマイコン アセンブリ言語入門 ― 8bitタイマその3
今回は、8bitタイマを使う時に設定する「レジスタ」の説明をします。
8bitタイマに限らず、マイコンの各機能を使うときは、その機能の設定をするレジスタが用意されています。
このレジスタに値を書き込んで、「こういう動作をしてください」とマイコンにお願いするのです。
さて、8bitタイマの設定は、以下の4項目が必要になります。
- 動作モード:ノーマルモードかCTCモードか等
- プリスケーラの値
- カウント比較値
- 割込み要求の設定
これら4項目を以下のレジスタに設定します。
たとえば、動作モードをCTCモードにする場合、WGM02〜WGM01を’010’に、つまり
と言った感じで設定していきます。
ここで、レジスタ名はタイマ0の名前を使っていますが、タイマ2を使う場合は数字の0を2にすればOKです。
TCCR0A→TCCR2Aといった具合です。
さて、4項目目の割込み要求の設定に行きます。
割込みの話はまだしていないので、なんのこっちゃ感があるかもしれませんが、プログラムは習うより慣れろの部分もありますので、後でLチカプログラムを書く時にわかってくると思います。
これだけのレジスタがわかれば、8bitタイマは動作可能です。
次回から、いよいよプログラムに入りたいと思います。